日本における少子化の問題の中で、子どもたちを取り巻く環境に変化が起こってきました。
子ども集団が自然と 発生しなくなり、家庭育児・家庭教育だけでは、子ども達が心身ともに存分に育っていくことが困難になりました。
また、将来子どもに必要とされる力にも変化 が起こり、ただ多くの知識を覚えることだけでは意味がなくなってきました。
その他にも社会に対する不安が広まり、自殺者は増え世界的な学力調査では成績の 低下、学習意欲の低迷などが嘆かれています。
そのため、乳幼児保育・教育のあり方を根本から考え直すことが必要となってきました。
保育園は、家庭と連携を 持ち、子ども集団の関わりの中で、社会性、道徳性、アイデンティティーを育むことが必要とされます。
これから必要とされる子どもたちの力は、コミュニケー ション能力、問題解決能力などです。女性の社会進出支援だけでなく、これらの力を子ども自ら獲得していく環境としての保育園の役割は、ますます重要になってきます。
子ども自ら伸びようとする力を信じ、子ども同士の関係性を構築するために、大人の過干渉なかかわりから、「見守る保育」への保育を目指しています。
子どもが自ら環境に働きかけることによって発達していくという考え方、子ども集団のなかで、主体性を確立し、自分には何ができるのか、何を他人にやってもらうのかという認識をもった社会の一員としての自覚を次第にもち、自立していくことを促す保育です。
子どもの主体性・自発性を尊重し、保育士がそれを見守り育てる保育です。ただ見ているだけの放任とも自由保育とも違います。
子どもの発達をよく見つめること
そのためには保育者が子どもの発達について確かに学んでおくことが必要です。
子どもの”生命”、”情緒の安定”、”発達”を守ります。
危険からは全身で子どもを守ること、そして子どもは自ら伸びゆく存在であると信じること。
きちんと発達するための援助が必要です。
見守る保育が目指すのは、「共生」と「貢献」のできる子どもです。
自分に何ができて、他人に何をお願いするのかを考え、共に協力しあい、関係を築き上げていく保育です。
子どもが自ら環境に働きかけることによって発達していくという考え方、子ども集団のなかで、主体性を確立し、自分には何ができるのか、何を他人にやってもらうのかという認識をもった社会の一員としての自覚を次第にもち、自立していくことを促す保育です。
子どもの主体性・自発性を尊重し、保育士がそれを見守り育てる保育です。ただ見ているだけの放任とも自由保育とも違います。
環境を通して子どもの発達を保障する保育。
(子ども自ら発達しようとする力を引き出し、可能な最大限度まで発達させることを意図した環境を用意すること。)
1.
子どもが自発的、意欲的に関われるような環境の構成と、そこにおける子どもの主体的な活動を大切にすること。
(生活と遊び・ゾーン)
2.
子ども一人一人の発達について理解し、一人一人の特性に応じ、発達の課題に配慮して保育すること。
(一斉保育から選択制保育)
3.
子どもは、多様な大人、子ども同士の体験から、社会を学んでいくこと。
(シティズンシップ)
4.
保育者は、子どもが自発的、主体的、多様な人との関係の中で活動するために、いつでも駆け込める愛着(見守る)という存在でいること。
5.
子ども同士の中で刺激しあうということから、様々な年齢とのかかわりを保障すること。
(見て、真似して、関わって、教わって、教えて、一緒にやって)(異年齢児保育)
6.
子どもは、職員のチームによって、多様な社会とのかかわりを学習すること。
(チーム保育)
7.
子どもを、男女、しょうがい、年齢による刷り込みを持たないこと。
(インクルージョン保育)
8.
子どもが自立していくこと、自己の意志を表明しようとすることを保育者は妨げてはならない。
(やってあげる保育から見守る保育へ)
9.
保育者は、子どもに奉仕をしたり、世話をする人ではなく、一人の人格を持った人として子どもと共に生活すること。
(保育者の人権)
10.
乳幼児教育法試案に則った保育を展開しなければならない。
1. すべての国民は、生まれながらにして 教育される権利がある。 2. 乳幼児に対する教育は、その発達において、今を大切にされることが 優先課題である。 3. すべての乳幼児は、その発達において、今を大切にされ、自分らしく生きる権利がある。 4. 乳幼児は、人格、才能 並びに精神的及び身体的な能力をその可能な最大限度まで発達が保障される権利がある。 5. 乳幼児期は、生涯にわたっての教育の基盤を培う最も大切な時期であり、決して学校教育の準備期としての教育であってはならない。ただし、人生の出発点をより強固にするための、その後の初等教育との接続を大切にする必要がある。 6. 乳幼児期は、人として生きていくための意欲、探究心、社会の一員である意識、コミュニケーション能力、身体機能の調和的発達、自律と自立などを身につけていくことが課題である。 7. 乳幼児期における教育は、環境を通して行うことを基本とし、教育のために乳幼児にとってのよい環境を用意しなければならない。 8. 乳幼児は、自分に影響する事項について自由に自己の意思を表明することができ、自分に関係する事項については、その策定において参画することができる。 9. すべての乳幼児においての尊厳を大切にされ、自立を妨げることを排除する。 10. ここでいう乳幼児とは、生まれてからおおむね8歳までと定義する。
一人一人ということは一対一で対応することを目指すのではなく、一人一人が集団の中で生き生きと活動することを目指すものです。
「自己主張をする」ということも一人で勝手なことを言う事ではなく、自分の考えをはっきりと他人に伝えるこ とです。
自由な生き方をするということも一人で勝手に生きることではなく、社会のルールの中で、自分の本当にやりたいことを見つけ人との関わりの中で自分 らしく生きていくという事です。
一人一人を大切にし、自己の主張をしっかり受け止めることにより人への愛着がうまれ信頼関係が構築されていきます。
そして、友達と遊ぶことの楽しさや大好きな先生や友達を悲しませたくないといった集団の意識も芽生えていきます。
保育室は、『遊ぶスペース』『お集まりスペース』『寝るスペース』と活動によってスペースが分かれています。
活動によってスペースを確保することにより子ども達の活動を中断しないよな保育、せかすことがない保育を行うことができます。
さらに、遊ぶ場所は遊ぶ 内容によってゾーンに分かれています。
『ままごと』、『ブロック』、『製作』、『絵本』、『パズル』などで遊べるようになっています。
保育の中の自由な時 間の中では、子どもが自発的で意欲的な遊びや活動ができるように、一人ひとりの発達課題に対応した空間(ゾーン)を用意し、興味や関心等によって自分自身 で遊びや活動を選択できます。
食事は、基本的な習慣を身につけ必要な栄養やエネルギーを満たす養護としての役割にとどまりません。
授乳、離乳食、昼食、間食、水分補給は、豊かな食文化や知恵の伝承でもあります。
また、クッキングなど「食をつくる活動」を通じて、社会事象への関心を広げるきっかけとしています。
できるだけ食材の産地を子どもたちに伝えるなど、子どもたちたちが必要な食文化の体験ができるようにします。
子どもにとっての食事は、心身の発育だけではなく、情緒面の発達にも影響を与えます。
乳幼児期は、日々の活 動も活発で、大人に比べて体の割には多くの栄養を必要とします。
また最近は、一人で食べることを好む「孤食」や「個食」の傾向が強まっているといわれてい ます。
そのため、保育園では、「食」を保育の一環としてとらえ、栄養のバランスを図るだけではなく、将来にわたって豊かな食生活・食文化を作り出していけ るような基礎を培えるような工夫をしています。
その他に、園庭の畑で子ども達が育てた野菜を食べる事により、命をいただく事や命の大切さを気づくような取り組みを行っています。
畑は土に生ゴミを入れて混ぜる元気な土作りから始まります。元気な土で作った元気な野菜はとても美味しく野菜嫌いだった子でも自ら野菜を食べようとする姿も見られます。
園外にも芋畑をお借りして芋さし、芋ほりを行ったり、餅つき大会を行いその場で餅を食べたりと体験を通しての「食」も大切にしています。
保育園での【養護と教育】とは、家庭保育をサポートする「養護機能」と、健康等の5つの領域にかかわる心情、意欲、態度などを育成する「教育機能」から構成されます。
又、養護と教育の関係は同じ位置(並列)に並ぶのではなく、安定した養護(生命の保持及び情緒の安定)の下でないと教育は成り立たないと考えています。
誕生会、身体測定、避難訓練、ぱんだ・うさぎ組が行う行事:英語教室(月2回)、体育教室(月2回)
4月 | 入園・進級式、保護者会、親子バス遠足 |
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5月 | 母の日のプレゼント作成 |
6月 | 芋さし、父の日のプレゼント作成、保育参観 |
7月 | 地元神社夏越し祭参加、木工教室、七夕会、お泊まり保育(ぱんだ組) |
8月 | 盆踊り大会 |
9月 | 町民運動会参加 |
10月 | 昭徳保育園運動会、芋掘り |
11月 | 七五三 |
12月 | お遊戯会、餅つき大会、クリスマス会 |
1月 | ぜんざい会、保育参観 |
2月 | 節分豆まき会 |
3月 | ひな祭りお別れ会、ぱんだ組親子ふれあい会、お別れ遠足、卒園式 |
7:00 | 登園開始、視診、荷物の後始末、自由遊び |
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9:30 | 朝のお集り |
10:00 | 課題保育(制作、お遊戯、戸外活動、お散歩など) |
11:40 | 昼食準備 |
12:00 | 昼食 |
12:30 | お昼寝準備 |
13:00 | お昼寝 |
15:00 | 起床、おやつ |
15:40 | 帰りの会 |
16:00 | 降園準備、自由遊び |
〜 | |
19:00 | 順次降園 |
7:00 | 登園開始、視診、検温、自由遊び |
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9:30 | おやつ、朝のお集り |
10:00 | 課題保育(制作、お遊戯、お散歩など) |
11:30 | 昼食 |
12:00 | お昼寝準備 |
12:20 | お昼寝 |
15:00 | 起床、おやつ |
15:40 | 帰りの会 |
16:00 | 降園準備、自由遊び |
〜 | |
19:00 | 順次降園 |